ChemicalSecretという本を読む

友人から借りた"Chemical Secret"という本をやっと読みました。

 

Oxford.U.P.から出ている、かなりやさしめの英語で書かれた本です。

 

それに1時間ちょっとくらいで全部読めるくらい、短い分量です。

 

主人公は妻に先立たれ、娘と息子を抱えている冴えないおじさんです。

 

科学者でもある彼は、生活のためにある塗料開発の企業に就職します。

 

しかしそこで利益ばかりを追求する上司に、首にすると脅されて、
工場から危険な産業廃棄物を川に流すことを許可してしまいます。

 

そのせいで川ではアザラシが変死したり奇形の赤ちゃんが生まれたりと、
異常なことが起こりますが、企業はその責任を認めようとはしません。

 

一方、主人公の娘は環境問題に取り組むあるジャーナリストと結婚し、
間もなく妊娠します。

 

主人公はそのジャーナリストに反発し、娘とも疎遠になってしまいます。

 

ある日このジャーナリストは身重の妻とともにボートに乗って、
工場が川に排水を流している現場を調査しに行きます。

 

そのとき、誤って二人とも川に転落してしまい、
妻の方は危うく溺死しかけます。

 

その後、アザラシの変死についての査問会が開かれ、
主人公ははじめは企業に有利な発言しかしません。

 

しかし、彼はそこで初めて娘が川に転落した事実を知らされ、
「あなたの妊娠中の娘さんが川に転落して大量の水を飲みましたが、
それでもあなたは、この川の水は安心だと言い切ることができますか?」
と審問官かれると取り乱し、ついに真相を暴露してしまいます。

 

面白かったです。